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インクジェットプリンター
 
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インクジェットプリンターの選び方のポイント

  1. 単機能プリンター or 複合機

    • 利用目的が印刷だけの場合は、「単機能プリンタ」が比較的コンパクトでおすすめです。印刷以外にコピーやスキャンも利用したい場合は、1台で多機能を有する「複合機」がおすすめです。複合機にはFAXが付いた機種もあります。
  2. 最大用紙サイズ

    • プリンターを選ぶ際に確認すべきポイントのひとつが最大用紙サイズ。「A4」が最大用紙サイズの機種が大半ですが、その倍の「A3」やさらにその倍の「A2」が最大用紙サイズの機種もあります。A3より一回り大きい「A3ノビ(※1)」、A2より一回り大きい「A2ノビ(※1)」のものも。実際に利用する用紙サイズを想定して機種を選びましょう。
  3. インクの色数

    • 写真をきれいに印刷する上でポイントなるのがインクの色数で、1色(モノクロ)、4色、5色、6色、8色、10色などがあります。
      文書や図表、グラフィック、写真など「4色」でも問題なくカラー印刷ができます。
      写真を淡いグラデーションを表現してよりきれいに印刷したい場合は「6色」(または「5色」)を選びましょう。
      さらにプロ仕様のこだわりの美しさを求める場合は、写真高画質プリンターで採用されている「8色」または「10色」が選択肢になります。
  4. インクの種類

    • インクジェットプリンターには、「染料インク」と「顔料インク」があります。
      「染料インク」は小さな粒子を吹き付けて紙に染み込ませる方法のため、発色が鮮やかで、光沢感があり、光沢紙との相性が良く、写真の印刷に適しています。反面、乾くのに時間がかかる、水や光に弱いといったデメリットがあります。
      「顔料インク」は粒子を吹き付けて紙の表面に定着させる方法のため、精細で鮮明な仕上がりになり、速乾性、耐水性、保存性に優れ、文書やグラフィックの印刷に適しています。写真印刷した際の鮮やかさは染料インクより劣ります。
  5. インクのランニングコスト

    • インクジェットプリンターは、印刷枚数が少なければインクのコストを抑えられます。しかし大量に印刷するとインクカートリッジの交換が頻繁になり、コストがかさむ傾向があります。
      最近では、1枚当たりのインク代を大幅に(従来の3分の1以下に)抑えられる「大容量インクタンク式」の機種も普及しています。本体価格は高めですが、印刷枚数が多い場合はインク代を含むトータルコストではお得になり、かつ利便性も向上するので、検討対象にすると良いでしょう。
  6. 給紙

    • 給紙方法には、前面給紙と背面給紙があります。
      「前面給紙」は、A4など普段最も使用する用紙を大量にセットしておけるのが特長です。一方でプリンター内部でU字に紙が送られるため、厚めの紙だと紙詰まりを誘発しやすいという弱点があります。
      「背面給紙」は、紙がまっすぐ送られるため、ハガキや封筒、写真などの厚い紙でもスムーズに印刷可能です。ただし一度にセットできる枚数は少なめです。1枚手差しのものや、100枚可能なものまで、機種により異なります。
  7. 便利な印刷機能

    • 基本機能以外の印刷機能についても、必要な場合は機能の有無を確認しましょう。
    • 自動両面印刷
    • 自動的に用紙の表裏両面に印刷してくれる機能です。用紙代の節約にもつながります。
    • レーベル印刷
    • CDやDVDのレーベル(ラベル)面に文字や画像を印刷できる機能です。
    • フチなし印刷
    • 用紙の外側に余白を作らずに印刷する方法です。用紙の前面に印刷することができます。
  8. 接続方法

    • パソコンやスマホからプリンターに接続する方法です。プリンターを選ぶ際には、利用したい接続方法が可能な機種かチェックしましょう。
    • 無線LAN(Wi-Fi)
    • Wi-Fiルータを介してネットワークに接続する機能で、パソコンやスマホからネットワーク上のプリンタに接続できます。
    • 有線LAN
    • LANケーブルを介してネットワークに接続する機能で、パソコンからネットワーク上のプリンタに接続できます。
    • USB2.0
    • USBケーブルを介して高速に(理論値の最大速度480Mbps)でプリンタに接続できます。
  9. 便利な接続機能

    • 基本的な接続以外にも便利な接続機能があります。プリンターを選ぶ際には、利用したい機能が付いているかチェックしましょう。
    • スマホ対応
    • スマホ対応とは、スマホからアプリ等を介して簡単に印刷できることを指します。多くの機種が対応していますが、スマホから印刷する機会の多い方は、購入前に対応可否をチェックしましょう。
    • Wi-Fiダイレクト
    • Wi-Fiルータ無しで、Wi-Fi機器同士を直接接続できる機能です。スマホから印刷する場合は、スマホ側もWi-Fiダイレクトに対応している必要があります。
    • AirPrint
    • iPadやiPhoneから、ドライバやソフトのインストールをせずに、Wi-Fiルータを介してプリンタに接続できる機能です。
  10. 本体装備

    • ADF(自動原稿送り装置)
    • 大量の原稿を自動で取り込み、スキャンするための装置です。
    • 液晶モニタ
    • 設定や操作に関する情報が表示される小型のモニタです。
    • タッチパネル
    • 液晶モニタに直接指で触れることで、直感的に印刷やスキャンなどの操作が行える入力パネルです。画面が大きい方が操作がしやすいです。
  11. 本体価格

    • インクジェットプリンター選びは、本体価格とランニングコストの両面から考えることが大切ですが、本体価格については、何万円以下、何万円台~何万円台など予算を決めてから絞り込むとと検討しやすくなります。

  12. メーカー

    • キヤノンのプリンタは、文書の印刷が得意な顔料インクと、写真の印刷が得意な染料インクの両方を使っているため、文書と写真のどちらも印刷する方におすすめです。
      エプソンのプリンタは、染料インクだけを使っているモデルが多いため、写真印刷をメインとする方におすすめです。
      ブラザーのプリンタは、インク色数が4色のみで画質はキヤノン、エプソンに劣るものの、機能が充実しているわりに低価格という特徴があり、ビジネス用途の利用におすすめです。

  13. 家庭向け or ビジネス向け or 写真高画質

    • インクジェットプリンターは、年賀状をはじめ、写真や文書の印刷にもバランスよく長けた「家庭向けモデル」、顔料インクが主流で文書を大量に印刷することに長けた「ビジネス向けモデル」、プロ仕様のこだわりのある美しい印刷ができる「写真高画質モデル」に大別されます。昨今のテレワークの普及により、家庭向けモデルをビジネス用途として兼用する方も増えています。

※1 A3(A2)ノビは、A3(A2)サイズいっぱいにデザインするためにA3より少し大き目になっているサイズです。印刷後に外側を裁断してA3(A2)にします。
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